この間、試着せずにズボンを買ったら少し長かったんです。
ちゃんと試着して、裾あげして貰えば良かったな…と思いました。

でも、お直し屋さんで裾あげを頼むとお金がかかるし、どうしよう。
そこで、ズボンの裾上げを手縫いで切らないでする方法を探してみることに。
自分でやってみたい!と考えている方にも分かりやすいよう、ズボンの裾上げを手縫いで切らないでする方法を解説していきます。
ズボンの裾上げを手縫いで切らないでする方法は?

ズボンの裾上げを手縫いで切らないでする方法を調べると、カンタンにできる方法が見つかりました。
ズボンの裾上げを手縫いで切らないで行いたいときは、裾を3重にして縫いましょう。

裾を3重にって、どういうこと?と疑問に感じた方もいらっしゃると思います。
では、ズボンの裾上げを手縫いで切らないで行う方法の手順を説明します。
①ズボンを裏返し、裾あげしたい部分まで折り返す
②クリップやマチ針などで裾の部分をとめる
③折り返した生地を半分に折り、裾が3重になるよう重ねる
④②でとめたクリップなどを取り、3重になった裾が動かないようとめなおす
⑤綺麗に縫いたい場合は、しつけ糸でカンタンに縫う(この工程は省いてもOK)
⑥1番外側の生地(③で折り返した部分)の裾部分と2枚目の生地の裾部分を縫い合わせていく
⑦一周ぐるりと裾部分を縫い合わせていく
⑧一周縫った部分の反対側の生地が落ちてくる可能性が有るので、生地が落ちてこないように数か所縫い合わせる
⑨最後にしつけ糸を取る
上記の9工程で、カンタンにズボンの裾上げを手縫いで切らないで行うことができます。
ただ、文章で手順を見てもなかなか想像ができませんよね。
実際に動画でやり方を解説している方がいらっしゃるので、手順をもっとよく確認したい!という方は動画をご覧ください。
上記のやり方であれば、特別な縫い方ができない方でもカンタンにズボンの裾上げを手縫いで切らないで行うことができますね。
ズボンの裾上げはテープで簡単にできる?

ズボンの裾上げを手縫いで切らないでしたい場合、テープを使って行うことも可能です。
テープというのは、裾あげテープのこと。
裾あげテープは裁縫道具が揃うお店やドラッグストア、100均でも購入できますよ。

裾あげテープの使い方は、とってもカンタン!
商品によっては少し使い方が異なるかもしれませんが、多くの場合は下記の手順で使うことができます。
①ズボンの生地を裏側が表にくるよう折り返す
②裾あげしたい部分まで、生地を折る
③折り返した生地の先とズボンの裏側が接するところに、上から裾あげテープを一周ぐるりと巻きつける
④裾あげテープは重なり合うところから+1㎝残るように切る
⑤テープを水につけて軽く絞り、接着面を下にして③と同じ場所に置く
⑥アイロンで裾あげテープを貼り付けていく
裾あげテープの使い方はとてもカンタンですが、文章で見ると難しそう…と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
裾あげテープの使い方は商品のパッケージにも記載されていますが、使い方に不安がある方は下記の動画をご覧ください。
裾あげテープは、ズボンの裾上げを手縫いで切らないでやりたい!という方にピッタリ。
ただし、何度も洗濯をすると裾あげテープが外れてくる可能性があります。

また、裾あげテープは再利用できません。
もし「洗濯で外れるのはちょっと…」と感じる方がいれば、手間はかかりますが手ぬいの方法で行うことをおすすめします。
ちなみに、ダイソーやセリアでは布用の両面テープが販売されています。

布用の両面テープは、通常の両面テープのように使うことが可能。
なので、裾あげテープよりもカンタンに使うことができます。
裾あげテープが見つからなかった場合は、100均の布用の両面テープの利用を検討してみてください。
身近な道具でズボンの裾上げをする方法は?

裁縫セットも裾あげテープもない状況では、どうしたらいいのでしょうか?
裁縫セットも裾あげテープもない場合は、身近にある下記のアイテムでズボンの裾あげをすることが可能です。
・ヘアゴム
・ホッチキス
まず解説するのは、ヘアゴムの使い方。
①ズボンを着た状態で、ヘアゴムを足に通す
②ズボンの生地を引き上げていく
③ある程度引き上げたら、ヘアゴムが隠れるように少し生地をおろす
ヘアゴムでズボンの裾が落ちてこないようにとめる、ということですね。

ただ、この方法はヘアゴムの引き締めが強いと足にヘアゴムの跡ができる可能性があります。
なので、短時間の利用をおすすめします。
次に解説するのは、ホッチキスの使い方。
①ズボンの裏生地が表にくるように折り返す
②裾あげしたい部分まで裾を折り返す
③ホッチキスでとめる
ホッチキスを使うと、とてもカンタンにズボンの裾あげができます。
ただし、ホチキスは生地に穴が開くのがデメリット。

また、ズボンによってはホチキスが目立ってしまう可能性も。
なので、あくまで応急処置として利用していただくのをおすすめします。
まとめ
ズボンの裾上げを手縫いで切らないで行う方法を解説しました。
とれにくく、そしてキレイに裾あげをしたい方は最初に解説した手縫いの方法がおすすめです。

カンタンに裾あげをしたい方は、裾あげテープがおすすめ。
最後に解説したヘアゴムやホチキスはあくまで応急処置として利用していただくと良いかなと思います。
ズボンの裾あげは自分でもカンタンにできるので、ぜひチャレンジしてみてください。